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2021.02.10 ページを公開
神様とくらし
〇氏神様
全国の神社については、皇祖(こうそ)天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする伊勢の神宮を別格の御存在として、このほかを氏神神社と崇敬神社の二つに分けることができます。そのうち氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する方を氏子(うじこ)と称します。
〇氏子総代
その氏子の中で、神社の護持運営、祭祀の執行等につき宮司に協力する役員を指します。
☆市神社総代会
市内24の大きなお社の運営に氏子総代として協力する役員で組織し、お社の間の連携・研修などを行う組織です。このHPも、敬神崇祖の古来から伝わる日本文化の道をおしすすめるために総代会で整備するものです。
各神社紹介
御朱印
お宮のある暮らし
昔から日本人は、生活に欠かすことのできない、大切な場所に神さまをおまつりしてきました。家の中でおまつりするために設けられたのが神棚です。棚におまつりすることは、神聖で尊いものを他から区別するという意味があります。
家の門口や台所などにお神札(おふだ)を飾り、竃かまどの荒(こう)じんさまには荒神棚をしつらえ、井戸には水神(みずがみ)さまを、季節の節目に家に訪れる年神さまやお盆さま(祖先の霊)には臨時の棚を設けておまつりし、神さまの存在を家族と同じ感じてきました。そして日々のおまつりを通して、神さまの恵みに感謝するこころを養うとともに、優しさや思いやりの心を育んできました。
神さまを棚におまつりすることは、奈良時代に編纂された『古事記』に、皇室のご祖先にあたる天照大御神が、お父さまである伊邪那岐命から玉をいただき、これを神聖なものとして棚におまつりしたことに由来しているといわれています。
また天照大御神をおまつりしている伊勢の神宮では、かつて御師(おんし)と呼ばれる人々によって神宮大麻(じんぐうたいま)が全国に頒布(はんぷ)されていました。このお神札をおまつりするために、各家庭で特別に設けられたのが、大神宮棚(だいじんぐうだな)と呼ばれるもので、これが今日の神棚の起源とも言われています。
神棚を通して毎日、家庭でのおまつりを行うとともに、私たちは古くから人生の節目ごとに、さまざまな儀礼・行事を行ってきました。地域の神社を氏神さまと仰ぎ、入学・結婚・子供の誕生など、人生の節目ごとに家庭や地域を挙げてお祝いしてきました。 そうした家庭でのおまつりや身近な人生のおまつりを通して、私たちは知らず知らずのうちに神さまの存在を感じてきたのではないでしょうか。
身近なおまつり
地鎮祭
建物の新築や土木工事の起工の際などに、その土地の神様を祀り、工事の無事進行・完了と土地・建造物が末長く安全堅固であることを祈願するために、おこなわれる祭りです。
一般には「じまつり」などとも呼ばれ、国土の守護神である大地主神(おおとこぬしのかみ)と、その地域の神様である産土神(うぶすなのかみ)、またその土地の神々である「此の地を宇志波伎坐(うしはきます)大神等」をお祀りします。
地鎮祭は地域によりお祭りの仕方が異なる場合もありますが、基本的な祭儀の流れは神社の祭儀とほぼ同様です。そのなかでも特徴的なこととして三つの行事がおこなわれます。
一つは祓らいの行事であり、四方祓(しほうはらい)の儀と称して、祭場四方の敷地を大麻で祓ったり、半紙と麻を切って作った切麻(きりぬさ)などを撒き、祓い清めます。二つ目は起工の行事であり、刈初(かりぞめ)の儀・穿初(うがちぞめ)の儀と称して、施主・施工者が忌鎌(いみかま)・忌鍬(いみくわ)・忌鋤(いみすき)などにより、草を刈り、地を穿つ(掘る)所作をおこない、神様に工事の開始を奉告します。
三つ目は供物の行事であり、鎮物(しずめもの)埋納の儀と称して、神霊を和め鎮めるために鎮物の品を捧げて、工事の無事安全を祈念します。
土地の神に敬意をはらい、使用の許しを得て、工事の安全と生活の平安を祈願するという祭りの意味は、まさに日本人の生活習慣における伝統や信仰に基づいたものといえます。
お盆
一般に盆とは、盂蘭盆うらぼんの略語とされ、あの世で苦しんでいる死者を供養し救う仏教行事とされています。
しかし、祖先の霊を迎えてお祭することは、日本の古来からの習俗でした。古くは1年に2度行われていたとされますが、このうち初秋のみたま祭りが仏教の盂蘭盆と習合したものが盆であると考えられています。
関東地方では7月15日に行われることが多いですが、8月15日に行うところも多くみられます。
「おがら」と呼ばれる麻の茎や麦蕎、松の割り木などを焼いて、祖先の霊をお迎えしたり、灯篭を流してお見送りするなど地域によって様々な風習があります。
盆踊りも本来、祖先の霊を慰め送り出すもので、あの有名な阿波踊りは盆踊りの一つです。
日本にはたくさんの年中行事があり、その中で祖先の霊をおまつりするものも少なくありません。
「盆と正月が一緒にきたようだ」とは、うれしいことが重なったときなどに使う言葉ですが、祖先の霊をお迎えし交流できる日だからこそ、特別な日として大切にされてきたのです。
年中行事
神社で行われる恒例(毎年)のお祭りには、例祭の外、歳旦祭、元始祭、 祈年祭、紀元祭、昭和祭、神嘗奉祝祭、明治祭、新嘗祭、天長祭などがあります。この他にも、毎月行われる月次祭や毎日行われる日供祭、それぞれの神社に縁のあるお祭りも行われています。
例祭
神社鎮座の日やご祭神に特に縁の深い日に行われるお祭りで、それぞれの神社にとって最も重要なお祭りで、大祭にあたります。
歳旦祭
新年を祝い皇室の弥栄と国の益々の発展を祈るとともに、氏子崇敬者と地域社会の平和と繁栄を祈り元旦に行われるお祭りで、中祭にあたります。
元始祭
年頭にあたり天皇陛下の弥栄と国の益々の発展を祈り1月3日に行われるお祭りで、中祭にあたります。戦前は祭日の一つでした。
紀元祭
神武天皇が即位した建国の日・2月11日に際して、皇室の繁栄と国の益々の発展を祈るお祭りで、中祭にあたります。
祈年祭
皇室の弥栄と国家・国民の一年の安泰を祈り2月17日に行われるお祭りで、大祭にあたります。我々の主食である米(稲)の豊穣をはじめあらゆる産業の発展、国力の充実が祈られます。
天長祭
天皇陛下のお誕生日である2月23日に際して行われるお祭りで、奉祝の意を表すと共に、陛下の長寿と益々のご健康を祈るお祭りで、中祭にあたります。
昭和祭
昭和天皇の誕生日である4月29日に際して、我が国にとって未曾有の大戦を経て我が国を復興、発展に導かれた昭和天皇の大業を称え、皇室の弥栄と国の益々の発展、そして文化の振興と産業の増進、永遠の平和を祈るお祭りで、中祭にあたります。
神嘗奉祝祭
10月17日、皇室のご祖先である天照大御神にその年の新穀を奉る神嘗祭が伊勢の神宮で行われるに際して、各神社で行う奉祝のお祭りで、中祭にあたります。戦前は祭日の一つでした。
明治祭
明治天皇の誕生日である11月3日に際して、我が国を近代国家としての発展に導かれた明治天皇の大業を称え、皇室の弥栄と国の益々の発展、そして文化の振興と産業の増進、永遠の平和を祈るお祭りで、中祭にあたります。
新嘗祭
皇室の弥栄と国家・国民の安泰を祈り11月23日に行われるお祭りです。宮中では天皇陛下が天照大御神をはじめ神々に新穀をお供えし、御自身もお召し上がりになります。これにあわせて全国の神社で新穀の収穫を感謝するお祭りが行われるのです。
月次祭
月ごとの決まった日に行われるお祭りで、皇室の弥栄と国の繁栄、地域と氏子崇敬者の安寧を祈るお祭りで、小祭にあたります。
(『神社祭祀規程』参照)
さやまのむかしばなし
地図
発行:入間市神社総代会 事務局 愛宕神社
電話04-2964-6585